男性型脱毛症診療ガイドラインとは?
これは、日本皮膚科学会が
科学的根拠に基づいて
選定しているもので、
AGA治療の目安として用いられます。
研究や調査に基づいて、
効果の有無を提示しているので
安全性の高い治療方法を知る
有効な手がかりとなります。
2010年の男性型脱毛症診療ガイドラインでは、
「ミノキシジル」含有の外用剤と
「フィナステリド」内服治療薬が
「推奨度A」ランクとして推奨されています。
ちなみに
A:強く勧められる
ミノキシジル外用(男性5%、女性1%)
ファイナステリド内服(男性)
D:行わないように勧められる
ファナステリオ内服(女性)
◆ミノキシジル
ミノキシジルは、毛乳頭細胞を刺激して
毛母細胞の増殖を促す成長因子を出させる
作用があることが分かっています。
ミノキシジルは、
脱毛を回復させる作用がありますので、
髪の毛を増やす事ができます。
日本では「リアップ」、アメリカでは「ロゲイン」が
有名ですが、今は、「ポラリス」が注目されています。
頭皮の状態に合わせて濃度を選ぶことができる上に、
M字ハゲにも効果を発揮すると言われています。
副作用としては、
初期脱毛症状、頭皮のかゆみやかぶれ
低血圧症状の発生や
心臓病既往歴のある人の使用制限
などが挙げられています。
最初、ミノキシジルには
塗り薬と服用薬がありましたが、
服用薬では副作用が問題になり
現在は承認されていません。
◆フィナステリド
現時点では、
「プロペシア」(有効成分フィナステリド)が
一番有効な治療薬とされています。
プロペシアは、男性ホルモンに影響を与えて、
発毛サイクルを正常に戻す作用のある薬です。
薄毛になった人は
育毛サイクルが狂ってしまい
髪の毛が育つ段階が短くなって
結果として薄毛になっています。
この育毛サイクルを正常にする事で、
薄かった毛が濃く太い毛に戻るので、
毛が多く見えてきます。
つまり、髪の毛を増やす薬ではなく、
髪の毛を元の状態に戻す薬です。
完全に毛根が無くなった人が
いくら服用しても全く効果はありません。
ですが、薄毛の人は、
実は髪の毛が無くなったわけではなく、
細く短い産毛の様になってしまっている状態で、
実際にはそこに髪の毛は存在しています。
3年続けた結果、改善(髪が増えた)方は
78%という国内の臨床データもあります。
プロペシアは服用を中止すると、
元の育毛サイクルに戻ってしまうため、
飲み続けなければいけません。
有効成分フィナステリドの副作用としては、
性機能障害、うつ、肝機能への影響
などが挙げられています。
負担費用は、病院や調剤薬局の処方料に
よって異なります。
◆まとめ
現状ではプロペシアとミノキシジルの併用が
一番効果のある育毛方法になります。
プロペシアとミノキシジルは
それぞれ薬理作用が異なるので
併用しても問題ありません。
今後、更に有効な新薬が期待されるところです。
あなたがAGA治験に参加することは、
AGAに悩む人達を応援することであり、
新薬開発に貢献するボランティア活動なのです。
「男性型脱毛症(AGA)治験モニター」お申込み先
あなたのAGAの進行が止まり、髪が増えますように。